家具の構造の話 -ダイニングテーブル-

家具は座ったり、食事をしたり、勉強したりと私たちの生活必需品。丈夫で美しく、そして長持ちする・・・「一生使える家具」を見極めることができたらいいですね。

「ダイニングテーブル」は、使う頻度が高い家具です。日常使いとともに、来客の方のおもてなしにも適したものを選びたいものです。

大人数で頻度も高く使われるダイニングテーブルには、構造面ではまずは強度が求められます。テーブルの一面を壁に付けて使う時は、家具に与える振動の影響は緩和されますが、それに比べ空間の中でもセンターに置くときは揺れの影響は大きいです。
その為、天板下の「幕板」があると揺れの影響を面で受け止めることができるため、緩みを防ぐのに効果があります。

そして、組み合わせる椅子とのサイズやデザインにも配慮が必要です。
強度に役立つ幕板は、ひじ付の椅子と当たってしまうことがあります。一方、幕板が無いテーブルは、見た目スッキリしたシャープな印象を好まれる方に人気があり、椅子のデザインを気にせずにすみます。
椅子については、何より「座り心地」にこだわっていただきたいので、どちらとも妥協せずに納得のものを見つけていきましょう。


家具はテーブルも椅子もチェストも、それぞれの役割を担う沢山のパーツでつくられています。大切なのは、お客様がどんな家具を求めているか?です。スタッフが色々とお話しをお伺いして、全体のバランスを見て強度や構造を確かめてアドバイスさせていただきます。